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「神に守られた髪」を剃り落とす日。ディエン高原の神秘的な儀式

中央ジャワ州にあるディエン高原には、「アナック・ギンバル(縮れ毛の子供)」と呼ばれる、神秘的なドレッドヘアを持つ子供たちが存在する。彼らの髪を剃り落とし、健やかな成長や繁栄を祈る伝統的な厄払い儀式が「ルワタン」である。

儀式は子供自身が「髪を切りたい」と望んだ時にのみ行われるが、学校休暇期の6〜8月に開催されることが多い。かつては各家庭が個別で行っていたが、2002年からは「合同ルワタン」として自治体が主催し、地元の重要な観光行事にもなっている。

儀式前、村の長老たちは21の聖地を巡り、7つの聖なる水源から集めた聖水で許可と恵みを祈る。当日、お供え物を運ぶ女性の行列「ドマス」や伝統芸能団が村を練り歩き、アルジュナ寺院群へ向かう。子供たちは泉で「プンジャマサン」と呼ばれる浄化の儀式を受けた後、ダルマサラで身支度を整え、寺院で髪を切り落とされる。

興味深いのは、髪を切る前に子供が提示する「要求」を必ず叶えなければならない点である。その内容は「2匹の塩魚」など一風変わったものもあるが、これは子供を守護する目に見えない存在の要求と信じられている。

もうひとネタ!
切り落とされた髪はタラガ・ワルナ、またはスラユ川などの水源に流される。儀式を終えた子供の髪は、二度と縮れ毛に戻ることはないと言い伝えられている。