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自然と共生する「カムプン・アダット・ドゥク・ダラム」の智慧

ジャワ・バラット州ガルット県に、周囲をグヌン・バトゥ・チュパック、グヌン・ドゥク、グヌン・バトゥという三つの山に囲まれた神秘的な集落がある。それこそが古き良き自然と伝統を守り続ける伝統集落、カムプン・アダット・ドゥク・ダラムである。

この集落の最大の特徴は、現代建築とは無縁の素朴な家々だ。すべての家屋が木や竹、そして草などの天然素材のみで作られており、ガラスやコンクリート壁、瓦などは一切使用されていない。屋根はアランアラン(萱)や椰子の繊維で葺かれ、壁には美しい竹編みが施されている。

集落内には36棟の家屋と住民が集う広場、そして精神的な指導者であるジュル・クンチ氏の暮らす最も大きな屋敷がそびえ立つ。また、俗世を離れて瞑想や精神修養に励む参拝客のための宿泊棟も完備されている。

村の最も神聖な場所は、グヌン・ドゥクの森深くにひっそりと佇む、偉大な先祖シェイク・アブドゥル・ジャリルの墓所である。毎週土曜日になると、インドネシア各地から多くの参拝客がこの地を訪れる。参拝者は事前に地元住民が用意した共同浴場で身を清め、神聖な祈りの時間を迎えるのだ。

もうひとネタ!
集落の礼拝堂には何百年もの歴史を刻む巨大な木製の太鼓ブドゥグが今も残り、入り口では村の理念が刻まれた大理石の石碑が訪れる人々を厳かに迎えてくれる。