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スンダ海峡に30ヘクタールの新陸地 噴火物質の堆積と判明

記事要約
・スンダ海峡のアナク・クラカタウ火山付近に約30.3ヘクタールの新陸地が出現した。
・専門家は新火山の誕生を否定し、噴火による火山灰や溶岩の堆積作用と解説した。
・浅い海底と海流の影響で集積が進み、同火山が山体を再形成する過程とみられる。

スンダ海峡において、アナク・クラカタウ火山とセルトゥン島の間の海域に、広さ約30.3ヘクタールの新たな陸地が出現した。「クラカタウの孫」と呼ばれる新火山の誕生かとの見方が広がったが、専門家は独立した火山ではないとの見解を示した。

インドネシア災害専門家協会の専門家であるダリヨノ氏は、取材に対し「この陸地は新たな火山ではなく、継続的な噴火活動によって放出された火山灰や岩石、溶岩などの火山物質が海中に積もったものだ」と解説した。1883年の大噴火で形成された古カルデラ内の海底が比較的浅いことに加え、スンダ海峡の海流や波が軽量な堆積物を静穏な水域へ移動させたことで、海洋堆積作用が急速に進んだと分析している。また、スマトラ工科大学の地質工学講師であるハッピー氏も、噴出物が広範囲に流失せず集積した現象であると指摘した。インドネシア火山地質災害軽減センターなどの専門機関の分析を踏まえ、一連の現象はアナク・クラカタウ火山が自身の山体を再形成する自然な過程の一環とみなされている。