記事要約
リアウ州で、森林を伐採せずに収入を得られる養蜂事業が、地域経済の振興と環境保全を両立する取り組みとして注目されている。森林やアカシア林に生息するミツバチを活用し、蜂蜜の生産・加工・販売を通じて、地域住民の所得向上につなげている。
地元の蜂蜜事業者レニ氏は、州林業局でミツバチの研究に従事していた亡き夫とともに、養蜂農家の販路開拓に取り組んできた。農家が1回の収穫で約260トンの蜂蜜を生産する一方、販売先の確保が課題となっていたため、蜂蜜ブランド「マドゥ・ウィルビ」を通じて市場を拡大。現在はマレーシアやシンガポールなど海外市場への進出も実現している。また、養蜂家バンバン氏は約850箱の巣箱を所有し、うち126箱を州内のアカシア林に設置。月間約500キロの蜂蜜を生産している。
養蜂は、ミツバチの餌となる花や樹木の維持が不可欠なため、森林を保全する経済的な動機にもなる。農家と事業者が連携して販路を拡大することで、森林を焼き払ったり伐採したりせずに、持続可能な収入を確保する事業モデルとして期待されている。















・養蜂家が1回の収穫で約260トンの蜂蜜生産を達成。
・妻レニ氏が遺志を継ぎ、マレーシアなどへ輸出拡大。