フィリピンでのテロはインドネシア人の犯行ではない――。フィリピンのエドゥアルド・アニョ内務相が同国南部で起きたテロを起こしたのは「インドネシア人のカップルだ」と言ったことに対し、アナリストらが反論している。
フィリピン南部スールー州ホロで先に教会で自爆テロが起き、死傷者が出た。これについてアニョ内務相は「犯人はインドネシア人のカップルだ。彼らがインドネシア人であることを確信している」と述べた。また「イエメンとエジプト出身者とみられる外国人テロリストが今もフィリピンで活動している」と語った。
一方、ジャカルタにある紛争政策分析研究所のシドニー・ジョーンズ所長は「証拠は何もない。政府高官ごとに言うことが異なる。フィリピン政府は何も手がかりをつかめていない」と語っている。
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