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流出した石炭7000トン 一部を回収 アチェ州

アチェ州アチェ・ブサール県のウィサタ・ランプッウク海岸で7月29日、大型平底船が潮に流され破損し、積載していた約7000トンの石炭が海に流出する事故が発生した。その後、約3ヵ月が経過した現在、流出した石炭のうち約2600トンがようやく回収された。
漁師や5つの近隣集落の住民らが海岸沿い・浅い海域・内海と3カ所に分かれて回収作業を行ってきた。海岸沿いの石炭は半径1キロメートル程に散らばっており、主に女性の住民がこれらを回収した。
一方で浅い海域では男性の住民や漁師が回収作業を手作業で行い、内海では潜水士が海底まで潜るか吸引機を使用するなどして回収作業を続けていた。潜水士の助手であるエコ・ヘル・ドゥイアントさんは、残りの石炭は内海でサンゴの上に堆積していると見られており、回収作業完了までまだ時間が必要だと話している。