インドネシアの国営空港運営会社アンカサ・プラ(APⅠ)はこのほど、バリのングラライ国際空港の取り扱い旅客数が2020年第1四半期(1~3月)に466万人となり、前年同期の539万人から15%減少したと明らかにした。
取り扱い旅客数の減少は、新型コロナウイルスの流行拡大を受け、バリへの観光客の流入が落ち込んだことを受けたもの。
一方、新型コロナウイルスが依然として猛威を振るう中、ングラライ国際空港の取り扱い旅客数はさらに落ち込むとみられている。
バリ観光局は先に、来訪者数は3月2日にインドネシアで初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されて以降、これまでに約95%のマイナスを記録したと認めた。
2019年は1日当たり1万500人から1万1000人の観光客がバリを訪れていたが、現在はこれが同500人に落ち込んでいる。特に中国人客の来訪が急激に減少した。