世界銀行、アジア開発銀行(ADB)、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は、インドネシアの新型コロナウイルスとの戦いを支援するため、合わせて約70億米ドルを拠出する見通しだ。
インドネシア中央銀行のペリー・ワルジョ副総裁は4月7日、「電話会議で世銀、ADB、AIIBがインドネシアに70億米ドルを融資する計画が示された。われわれはこれを最大化したい。財務大臣もまた、政府予算の最大化を提案している」と説明した。
同総裁はまた、「この資金はわが国の財政赤字を補てんし、新型コロナウイルスによる医療機器と経済への打撃を防ぐのに使用される」と説明した。ただし、資金の使用計画の詳細は明かしていない。
ジョコ・ウィドド大統領はこれまでに、新型コロナウイルス対策として、405兆1000億ルピアの追加財政出動を打ち出している。
この資金は保健医療、社会福祉のセーフティーネット、企業の事業回復プログラムに振り向けられる見込みだ。この資金を確保するため、政府は国債発行などを計画している。