韓国のコングロマリット(複合企業)CJコーポレーション傘下のCJインドネシアは4月13日、インドネシアの医療機関に対し、総額40億ルピア(約25万5000米ドル)上る新型コロナウイルスの検査キットなどを寄付すると明らかにした。
CJインドネシアはベーカリーチェーンの「トゥーレジュール」を運営する。同社は今回、手に使う消毒剤を1000ボトル、パン20万個、牛乳20万パックを新型コロナウイルスの感染者の治療にあたるインドネシア政府の医療機関に寄付すると説明した。
同時に新型コロナウイルスの流行拡大を受けた政府の移動制限措置により経済的打撃を受けているバイクタクシー(オジェック)の運転手にも寄付するという。
インドネシア投資調整庁(BKPM)はCJインドネシアが寄付した物資を向こう20日以内に各機関に配布することになる。また検査キットに関しては、4月末に韓国から届く見通しだ。
CJインドネシアは1998年からインドネシアで事業展開している。
ほかにも韓国LGグループはこれまでに、BKPMに対し、PCR検査キット5万個を寄付した。
新型コロナウイルスの感染者が増えているため、インドネシア全土の医療機関では医療物資の需要が大幅に拡大している。