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インドネシアの20年の成長率予測を2.8%に引き下げ=フィッチ・ソリューションズ

格付け会社フィッチ・ソリューションズはこのほど、インドネシアの2020年の国内総生産(GDP)伸び率見通しをこれまでの4.2%から2.8%に引き下げた。

新型コロナウイルスの流行拡大を受けた世界的な景気後退局面において、消費と投資が落ち込むとみられるため。

同社は4月17日付の報告書で、「インドネシアでは政府と中央銀行による積極的な景気刺激策が講じられているが、われわれはこうした施策が新型コロナウイルスの流行拡大による雇用と保健医療への打撃を相殺するには十分ではないとみている」と指摘する。

またフィッチはインドネシアの消費については雇用が不安化することから、2020年の伸び率は1.2%となり、前年の5%から大きく後退するとの見方だ。

インドネシアでは4月13日時点で、280万人が失業した。インドネシア政府は同国のGDP伸び率が2020年に2.3%となり、過去21年で最低水準になると予測する。さらに最悪のケースではGDP伸び率は0.4%にとどまるとみている。