3月12日午後2時50分頃、北スマトラ州の湾岸に位置するシボルガ市の民家で爆発が起き、同民家をテロリスト逮捕のため捜索していた国家警察対テロ特殊部隊(デンスス88)の隊員が負傷する事件が発生した。
同部隊は、2時23分頃に民家に住む男性、アブ・ハムザ(通称フサイン)容疑者をテロリストの疑いで逮捕したが、爆発はその直後に民家の庭先で発生した。爆発当時、家の中にはフサイン容疑者の妻と子がいたとみられるが、誰が爆発を引き起こしたのかについては、捜査中である。依然として民家に立てこもっている同容疑者の妻に対し、宗教指導者の協力のもと数時間にわたって説得を試みているが、自首していない。
フサイン容疑者は、テロ組織ジャマー・アンシャルット・ダウラ(JAD)の構成員で、ジャカルタでテロを計画していた疑いがある。また、国家警察長官は、同爆発事件は大統領選挙との関連はないとの声明を発表した。
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