3月16日、パプア州で大規模な洪水が発生し、少なくとも50人が死亡した。州都ジャヤプラ政府は、食べ物や薬品などが不足し、生存者も緊急援助が必要な状態と説明している。
現地では16日午後から降り続いた豪雨により鉄砲水が発生。国家防災局(BNPB)によると、少なくとも350戸の家屋と2つの橋が破壊されたという。水の勢いは強く、小型飛行機や住宅、樹木なども押し流された。
地元政府は警察やインドネシア軍と協力しながら犠牲者の救助に当たっており、避難所の建設も急ピッチで進めている。軍は洪水発生翌日に炊き出しを行い、5000食分の昼食を振舞った。
被害にあった住民は「この地域は2007年にも大規模な洪水があったが、今回はより深刻だ。急流は巨大な波のような音を立て、山から大きな岩が流されてきた」と報道陣に対し語っている。
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