インドネシア政府は4月21日、2020年のレバラン(断食明け大祭)に伴う帰省の禁止および違反者への罰則適用について発表した。
しかしながら、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が発表の翌日22日にテレビ番組に出演した際、帰省と帰郷は異なるとの見解を示したことがソーシャルメディアなどで物議を醸している。
インドネシア語大辞典(KBBI)によると「帰省(mudik)」の項目には「帰郷(pulang kampung)のこと」と記載されている。
ジョコウィ大統領の同発言の趣旨は、新型コロナウイルス対策の大規模社会制限によって職を失った人々が(ジャカルタに戻る予定なく)故郷に帰ることと、親族に会うため一時的に故郷に帰ることは異なるということであると考えられる。