環境保護団体グリーンピースなどが公表した2018年の大気汚染に関する調査で、ジャカルタ特別州が東南アジアの都市の中で最も汚染度が高いことが明らかになった。3月5日に公開された報告では、大気中の微小粒子状物質(PM2.5)など汚染物質の濃度を基に大気汚染度をランク付け。ジャカルタの2018年の平均は45.3マイクログラム/平方メートルと東南アジアでは最悪の数値となり、ベトナム・ハノイなどがそれに続いた。
グリーンピース・インドネシアの担当者は大気汚染の要因について、自動車やバイクの数が多すぎる点に加え、石炭火力発電所(PLTU)の存在を指摘。ジャカルタ近郊には半径100メートル以内にPLTUが存在する地域もあり、PLTUはジャカルタの大気汚染の33~36%を占めているという。
世界で最も空気が汚染されている都市はニューデリーで、インドがワースト10のうち7都市を占めている。
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