新型コロナウイルスの影響が世界中に広がる中、インドネシアの石炭会社が窮地に立たされている。インドネシアの石炭の主要な輸出先となっているインドで、ロックダウン(都市封鎖)が実施され、企業活動が停滞し、石炭需要が減っているためだ。
インドは石炭を主に火力発電に使用している。一方、インドの石炭輸入量はこれまでに、前年同期から19.1%減少して、1億4900万トンに落ち込んだ。
このインドの需要減を受け、IHSマーキットはインドネシアの石炭輸出用が2020年に、4億600万トンとなり、前年の4億5100万トンから落ち込むと予想する。