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解雇された男性、故郷ソロを目指して歩いて帰省

新型コロナウィルスの影響を受け、解雇された元バスの運転手マウラナ・アリフさん(38)が、東ジャカルタ区チブブールから故郷の中部ジャワ州ソロを目指し歩いて帰省した。

政府が帰省を禁止している中で通常の帰省用大型バスはなく、チケットが手配できるのはマイクロバスのみだった。

また価格は高騰し、乗客数も超過していたためこれを断念。11日に借家を出発し、2日後に約297キロ離れた西ジャワ州チルボンに到着した。

14日にジャカルタから約440キロ離れた中部ジャワ州バタン県グリンシンまで辿りついたところ、ソロから友人が出迎え、翌日に実家まで送ってくれたという。

マウラナさんは移動中も断食も行い、夜明け前の食事(サフール)に屋台(ワルン)を利用していた。事情を知った店主らは、食事代を受け取らなかったという。

ソロに到着後は、新型コロナウィルス検査のため、マウラナさんは2週間の隔離生活が余儀なくされた。