約1カ月間のラマダン(断食月)を終えた5月24日、インドネシアではレバラン(断食明け大祭)を迎えた。
日程に関しては、宗教省やウラマー評議会を中心とした会議が22日に開かれ、全国約80カ所での新月の観測結果や月齢算定により決定された。
ファフルル・ラジ宗教相は、新型コロナウィルス感染拡大予防のため、今年のタクビラン(ラマダン終了を祝う伝統行事)は各自家で行うよう呼び掛けた。
イスラム評議会(MUI)も同様の内容で教令を出している。例年のタクビランでは、断食を終えたムスリムが、「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と何度も唱えながら、村を行進する。
数千人の規模になるところもあるが、今年は人が集まらないようモスクや礼拝所は、閉鎖された。