14日に東京や大阪でも投票が行われたインドネシアの大統領選挙では、選挙管理委員会の想像を大きく超える有権者が訪れ、中には11時間並んだが投票できず無念のうちに帰宅する若者の姿も見られた。関東の有権者を一手に引き受ける東京都目黒区の投票所では、投票終了予定時間を2時間過ぎた午後9時にも300人以上の有権者が列を作っていた。
列に並んでいた有権者の多くは今回初めて東京で投票をする学生。投票のための事前登録を済ませていない人がほとんどで、当局は手続きに多くの時間を要したほか、投票用紙も足りず未使用の郵便投票用紙を使用するなど対応に追われた。2014年の選挙の投票率は75%程度で、今回も同程度と判断した当局の選挙準備不足や、事前登録の案内不足も混乱の要因となったようだ。
登録・投票のために5時間並んでいるという若者グループは「一票の重みを信じているから帰らない」などと話していた。
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