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インドネシア財閥13派徹底解剖|Barito Pacific

バリトーパシフィック(1944年生まれ)

BaritoPacific

創始者:プラジョゴ・パンケツ
中核事業:林業・製紙、石油化学、不動産、プランテーション運営

傘下法人・出資先
  1. 石油化学
    チャンドラ・アスリ・ペトロケミカル……ウレタン製品などを作るインドネシア最大の石化プラントを運営
  2. 林業
    リンパイクエータービルマイ……植林、木材加工を手がける
  3. プランテーション
    ローヤルインドマンディリ……パームプランテーションの運営
  4. 不動産開発
    グリヤ・イドラ……自社ビル「ウィスマ・バリトーパシフィック・タワーズ」の運営ほか
  5. 石油・ガス、公益事業
    スターエナジー……国内最大級の石油ガス販売企業で、地熱発電も手がける

東部の未開の島開発で一大林業グループに

客家系の華人であるプラジョゴは1944年、カリマンタン州で生まれた。幼少期は恵まれず、中学卒業後すぐに働きに出て、さまざまな仕事を転々としたという。

1970年代に木材の加工会社・バリトーパシフィックティンバーを設立。これが現在のバリトーパシフィックの前身となる。

プラジョゴのビジネスが発展した大きな契機は、東部ジャワ島にある未開の島・モンゴレ島の開発を手がけたことだとされる。もともとインドネシアの東部は開発が遅れており、政府が国民からの批判を浴びていたという背景もあり、プラジョゴは当時のスハルト政権から積極的な支援を受けた。そのような背景もあり、比較的短い期間で小さな木材加工会社が、伐採から合板加工、造林、さらに製紙までを含む一大林業グループに成長した。

さらに1990年には、チャンドラ・アスリ・ペトロケミカルを設立し石油化学分野に参入した。同社でのエチレン製品の生産のため、当初は丸紅と合弁を組んだ経緯がある。現在はタイのサイアムセメントとの合弁会社として運営、インドネシア最大の石化メーカーとなっている。

現在は、バリトーパシフィックが持株会社となり、石油化学のチャンドラ・アスリをはじめ、不動産、プランテーション運営、林業の4事業をメインに、地熱発電、炭鉱・金鉱開発を手がけている。