インドネシアのガルーダ・インドネシア航空はこのほど、傘下の物流会社アエロジャサ・カーゴを通じて、アプリを使った宅配サービスを実施すると明らかにした。
新型コロナウイルスの流行拡大を受け、航空部門が低迷する中、新たな事業に乗り出すことで生き残りを図る意向だ。
新たに導入したアプリ「KirimAja」では、顧客はファッション関連の商品から電子機器までさまざま商品の配達をガルーダ傘下の格安航空会社(LCC)シティリンクが乗り入れている都市へ配達できる。また、ジャカルタ首都圏内の配達にも対応する。
ガルーダ・インドネシアは「新型コロナウイルスの流行拡大により、わが社は新しい日常における新たな事業の可能性を模索する必要に迫られている。このためわれわれは、KirimAjaを使った物流事業を構築することになった」と説明する。
さらに、新型コロナウイルスの流行拡大を受け、在宅する人は増えたことで、配達需要が拡大していることも新事業につながったという。
KirimAjaには、リアルタイムに荷物を追跡する機能などが搭載されている。またKirimAjaを使うことで、決済が可能なほか、配送料の確認もできる。