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グラブが従業員360人を解雇へ、インドネシア拠点の対象人数は非公表

シンガポールの配車アプリ大手グラブは16日、同社の従業員の5%未満に当たる従業員360人を解雇すると明らかにした。インドネシア拠点も対象になる可能性があるが、インドネシアでの具体的な解雇人数については明かしていない。

グラブのアンソニー・タン最高経営責任者(CEO)は「われわれは新型コロナウイルスにより大きな打撃を受けているほか、新型コロナウイルスの流行拡大はリセッション(景気後退)を招くとみている」と指摘。

さらに「今回の決定は軽く出したものではない。解雇を防ぐためのすべての可能性に取り組んだが、最終的には解雇を受け入れざるを得なかった」と話す。

一方、グラブ・インドネシアは4月、荷物や食品のデリバリーが伸びていると説明していた。ただし、配車サービスは落ち込んだ。

またグラブ・インドネシアは今回、解雇について、「これはグラブの全世界の事業が太守になるが、インドネシアでどの程度の人員が解雇されるかは明かしていない」とした。

グラブは解雇対象の従業員に対し、解雇手当、離職手当、転職の支援などを提供するとしている。