21日に予定より1日前倒しで大統領選挙結果が公表され、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領の再選が確定したことで、当初22日に予定されていたプラボウォ・スビアント氏の敗北を認めない国家主権戦線(FKB)によるジャカルタ市内での抗議集会をはじめ、今後各地で大規模なデモや集会が発生する可能性があり、また、治安当局は同様の機会を利用したテロの兆候があるとして警戒を高め注意を促している。
プラボウォ・スビアント氏は野党のグリンドラ党首で、インドネシア国軍時代は陸軍戦略予備軍司令官を務め、スハルト第2代大統領の義理の息子でもある。プラボウォ陣営は選挙に不正があったとして選挙管理委員会(KPU)の結果を拒否していることから、同氏を支持する退役軍人によるグループも「主権遵守の重要性を訴えるためにデモや集会に参加する人々を守る」と述べ、抗議集会への参加を表明している。
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