ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が6月28日、同月18日に行われた閣議の動画を公表した。ジョコウィ大統領の演説から始まった閣議は、新型コロナウィルス禍においても緊迫感がない政権関係者の対応を叱責するものであった。
ジョコウィ大統領は、「多くの政権関係者が今もなお、平常時と変わらない業務を行っており、私は嫌気がさしている。何も感じないのか。今は緊急事態だ」と強い調子で述べた。そして「私たちの国、私たちの国民2億6700万人のため、内閣解散など異例の措置を講じる準備はできている」と釘を刺した。
またジョコウィ大統領は今後、このパンデミックがもたらす非常事態を脱するために、「法律に代わる大統領令(perppu)」の発令も厭わない考えを示した。