シンガポールの南洋理工大学(NTU)のソーシャル・レジリエンスラボが行った新型コロナウイルスに関する調査報告書において、ジャカルタ市民はまだ「ニューノーマル」に慣れていないとの考察が発表された。
災害社会学の専門家であるNTUのスルフィカル氏は6日、ジャカルタ市民の新型コロナウイルスへのリスク認識度は現在3.3で、この数値が少なくとも4を超えない限り、ウイルスから正しく身を守る行動が取れないだろうの見解を示した。
同調査は、5月29日~6月20日に20万6550人の回答者(有効回答数15万4471人)に対して実施され、村落ごとの人口変数を用いクォータ法で算出された。
同氏はまた、新型コロナウイルスが深刻な経済的影響をもたらしていることが、リスク認識度の低下につながっている可能性があると述べた。