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北アチェ県の地元住民ロヒンギャ難民を救助

北アチェ県沖で6月24日、地元の漁師が、漂流しているイスラム教少数派ロヒンギャ難民99人を発見し救助した。

難民の多くは女性や子どもで、キャンプがあるバングラデシュからブギス人の船で、家族や友人がいるマレーシアへ向かっていたという。しかし、同国政府から新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済の悪化を理由に受け入れを拒否された。

マレーシアはイスラム教徒が国民の多数を占め、仏教国のミャンマー政府の迫害から逃れるロヒンギャ難民の好ましい避難先となっていたが、国内では反対の声も高まっていた。

インドネシアは難民条約(1951年の難民の地位に関する条約)に加盟しておらず、政府は、ロヒンギャ難民の受け入れに難色を示したが、地元住民が一丸となって地元当局へ行動を求め続けた。

ロヒンギャ難民らは現在、入国管理局の旧建物に一時収容されており、当局関係者らが今後の待遇を協議していく方針を示している。