インドネシア国軍とタンジュンピナン第4区海軍警備隊による共同チームの巡視船が8日、リアウ諸島州バタム県海域で2隻の不審な中国船を追跡したところ、船内からインドネシア人22人を発見。
うち1人はすでに死亡していた。亡くなったのは、ランプン州出身で元船員のハサン・アフリアディさんで、ハサンさんの遺体は冷凍庫で保管されていた。
インドネシア人船員の出身地は北スマトラ州メダンや西ジャワ州インドラマユ県など様々であるが、中部ジャワ州テガル県の仲介業者から斡旋され、今年1月から勤務していたという。
この中国籍の漁船2隻にはインドネシア人の他に、合わせて中国人15人とフィリピン人8人が同船し、イカ釣り業を行っていた。しかし、当局は、人身売買や麻薬密売などの犯罪の可能性もあるとみて、死亡したハサンさんの死因と共に詳しく調べている。