ジャカルタ首都特別州議会A委員会(行政分野)のムジヨノ議長は、政府が新型コロナウイルスの感染拡大防止策として促進している「ニューノーマル」(新しい生活秩序)では感染拡大を食い止めることができておらず、日常に戻ってよいと勘違いしている国民が多いため、むしろ逆効果であるとの見解を示した。
ジャカルタ特別州政府は6月5日から大規模社会制限(PSBB)を延長しつつ「安全で健康的、生産的な社会」に向けた移行期間として、段階的に制限を緩和してきた。
ムジヨノ氏は、制限緩和の一環としてモールやレジャー施設の営業が再開されたが、衛生規律(マスク着用や手洗いなど)を守らない来場者も多いため、人の往来が増えたことが感染者の増加に直接つながっているとして「制限緩和に急ブレーキをかけるべき」とコメントした。