北スマトラ州ビンジャイ県のマッチ製造工場で21日正午ごろ、爆発火災事故が発生した。警察によると、この事故で工場内にいた作業員26人と、親の仕事についてきていた幼い子ども4人の計30人が死亡した。確認された生存者は4人で、ほとんどの生存者が事故のショックやトラウマから詳細を思い出せないという。しかし生存者のひとりで作業員のアニさんは、「昼食をとろうと工場の裏手にある扉から出たところ、後ろからタイヤがパンクするような大きな爆発音が聞こえた。振り向くと、工場はあっと言う間に火に包まれてしまった」と涙を堪えられずに地元紙の取材に応じた。遺体はすべて、鍵がかかった部屋で折り重なるように発見されており、警察が事故の原因や経緯を詳しく調べている。
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