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パプア人の活動家刑期を終え釈放

カリマンタン島バリックパパンの刑務所から12日、国家反逆罪で服役していたパプア人の人権・独立活動家のアグス・コサイ氏が禁固11カ月の刑期を終えて釈放された。同罪で服役し、すでに釈放されたブフタル・タブニ氏をはじめとする3人の仲間や家族、弁護団が出所するアグス氏を迎えた。

アグス師らは2019年にパプア州、西パプア州で発生した反政府抵抗運動を指導したとして国家反逆罪に問われ、バリックパパンで開かれた裁判で有罪が確定し、ブフタル氏ら6人と服役していた。アグス氏はメディアのインタビューで、関わったすべての人たちに対する感謝の意を表し、またパプア人として今後も活動を継続する強い意志を表明した。

当時、逮捕されたパプア州から約2400キロも離れたバリックパパンで公判が開かれたことや、検察側の禁固5年~17年の求刑に対して裁判官がそれを大幅に下回る禁固11カ月の判決を下し、世間の注目が集まっていた。