中央ジャカルタのタムリン通りに面する国営サリナデパートの初めてのリノベーションが進んでいる。サリナデパートは1962年に日本の戦後賠償で建てられたジャカルタで初めての高層ビルであり、国内初のショッピングモールでもあった。
建設から半世紀以上を経過し、周辺にはより高いビルが立ち並び、近代的なショッピングモールが増加する中、初めての大型リノベーションが7月から始まっている。
400人の作業員を動員して総工費7千億ルピアを投じ、来年8月の完成を目指している。メインビルは1962年当時からの外観を残し、その周辺に池や円形劇場を設け、サリナデパートの歴史を紹介するギャラリーも併設する。
MRTの駅が近くにできることから人々が行き来しやすくなるよう敷地を囲むフェンスを撤去する。専門店街を設け、中小企業の育成と強化のため中小企業の出店スペースも確保する。