株式会社日本触媒のインドネシア子会社PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(以下、NSI)は、7月11日、同社敷地内(チレゴン市)にて、アクリル酸(AA)10万トン/年設備建設の起工式を行った。
同社のコア事業のひとつであるAAは、高吸水性樹脂(SAP)や、アクリル酸エステル(AES)等の原料として堅調に需要が伸びていく見込みだという。特に近年、アジア圏においてAAの需給バランスは非常にタイトであり、この需要に対応し供給責任を果たすため、昨年10月にNSIでの増設を決定したとのこと。
これにより、AA増設後の同社グループ年間生産能力は2019年7月現在の88万トン/年から、2021年11月以降は98万トン/年に拡大すると見られており、同社は安定供給体制のより一層の強化を推進していく考えだ。
コメントを残す