インドネシア国家防災庁(BNPB)の試算によると、中部スラウェシ州で発生した地震とその後に続いた津波による経済的損失は、少なく見積っても13兆8200億ルピア(9億1100万米ドル)に上ることが明らかとなった。
10月21日現在、パル、ドンガラ、シギなどを襲った災害による被災者のうち、2256人が死亡し、4612人が負傷、22万3751人が避難している。住宅6万8451棟、宗教施設327ヵ所、265の学校、78のオフィス、362店舗が損壊した。
BNPBのヌグロホ広報担当官によると、まだ被害状況の調査は一時的なものであるため、さらに損失額が膨らむ可能性がある。13兆8200億ルピアの損失のうち、1兆9900億ルピアは収入を失ったことによる損失で、11兆8300億ルピアは物理的な損失とのこと。復興と復旧には10兆以上の予算が必要と試算されている。
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