バンテン州のタンゲラン刑務所で、中国国籍の53歳の死刑囚が穴を掘って脱獄する事件があった。
関係者によると囚人は9月14日午前2時30分頃に自分で掘った長さ30メートルの穴を通って逃げた。穴は刑務所の敷地外で下水道管に繋がっており、この下水道管から逃げたものとみられる。
この囚人は2017年に違法薬物取り引きの罪で死刑判決を受けていて、タンゲランの別の刑務所から移送されていた。
この囚人が収容されていた監房にはもう一人の囚人がいて、警察が事情聴取を行ったところ、脱獄した囚人は盗んだ道具を使って過去6カ月間にわたり穴を掘り進めていたという。この別の囚人は脱獄した囚人から一緒に脱獄することを勧められたものの断っていたとのこと。
法務省と警察が協力して脱獄した囚人の行方を捜査している。