インドネシア国有電力会社PLN社は、4日に発生したジャワ島広域での大規模停電に対する補償として、停電の影響を受けた顧客に対し、電気代の請求額を減額する意向を示した。同社の代表は5日、現在補償対象の顧客データを収集しており、この補償は政府が定めた規定に基づくものだと述べた。
複数の発電所でのトラブルにより発生したこの停電は、首都ジャカルタでは12時間程度続き、予備電源を持つ高層マンションや都市部のモール以外は暗闇に包まれ、Wi-Fiや涼を求める市民がモールに押し掛けるなど、騒然とした。
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は5日午前中にPLN本社を訪問して状況説明を受け、迅速な対処を求めるとともに、社員一丸となって一刻も早い電力復旧に取り組むよう要請した。
西ジャワ州のブカシやデポックでは停電によって操業停止を余儀なくされた工場も多く、損害賠償を求めている企業もある。
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