イダム・アジズ国家警察長官の引退を来月1日に控え、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が後任者に誰を指名するか憶測が飛び交っている。
昨年12月上旬に発生したイスラム強権派団体「イスラム擁護戦線(FPI)」の構成員6人を射殺した事件後、監視下にある国家警察にとって極めて重要な時期であり、また雇用創出法の成立に反対する抗議活動に対する警察の対応も人権活動家から批判を浴びている中、今後の人事に注目が集まっている。
4日時点で正式な候補者の名前は上がっていないものの、地元紙はスシロー・バンバン・ユドヨノ前大統領元補佐官で警察の活動に新たな風を吹き込んだと評価の高いリコ・アルメザ・ダニエル国家副長官やアグス・アンドリアント少将、国家テロ対策庁のボイ・ラフリー・アマル少将などと予測している。