インドネシアで初の女性医師となったマリー・トーマス氏が2月17日、米IT大手グーグルの検索画面のトップページに掲載された。白衣を着たマリー氏が赤ちゃんを抱いているイラストが描かれている。同日はマリー氏の生誕125周年にあたる。
北スラウェシ州ミナハサ出身のマリー氏は1912年、インド諸国医師訓練学校(現インドネシア大学医学部)を卒業。もともと同校は男子生徒のみ入学が可能であったが、同氏がオランダ領東インド総督AMFイーデンブルフ氏に何度も掛け合い女子学生の門戸を開いた。
卒業後はセントラルバーガー病院(現チプト・マングンクスモ病院)で勤務し、1929年に同じ医師の男性と結婚。夫の故郷である西スマトラ州パダンへ移住し、医療サービスに従事した。
1950年には西スマトラ州ブキティンギでスマトラ州発の助産師学校を立ち上げるなど多くの功績を残している。