インドネシアの事業競争監視委員会(KPPU)はこのほど、インドネシアの配車アプリ大手Gojekに対し、過去の事業買収についての報告書の提出が遅れたことについて、規定に違反するとし、33億ルピアの罰金支払いを命じたと明らかにした。
KPPUの広報官は、「Gojekは2017年に実施したオンライン予約会社ロケット・ドットコムの買収に関して、(規定の期限を過ぎた)2019年2月22日に報告書を提出した」と指摘した。
KPPUはその上で、「事業買収の報告が遅れたことに対する罰金は、KPPUの決定が確定し効力を持ってから遅くとも30日以内に支払う必要がある」と説明する。
Gojekは2017年8月9日、ロケット・ドットコム(Global Loket Sejahtera)の買収を完了した。一方、現行の規定では、Gojekはこの事業買収に関する報告書を同年9月22日までに提出することが求められていた。