米フェイスブックは3月29日、北西海岸とインドネシアやシンガポールを結ぶ海底通信ケーブルを敷設すると発表した。太平洋を横断する海底ケーブルの通信容量が現在よりも約70%拡大する効果を見込んでいるという。
米グーグルや電気通信会社と共同で事業を進め、2024年までに完成させる予定。
今回使用される海底ケーブルは、「エコー」と「ビフレスト」と呼ばれる2種類。「エコー」は米グーグルとインドネシア通信大手XLアシアタが提携して製造し、2023年までに工事を完成する見通し。
一方の「ビフレスト」は、通信大手テレコムニカシ・インドネシアの子会社や、シンガポールの複合企業であるケッペル・コーポレーションが参画する。この海底ケーブルによりインドネシア中東部のインターネットの接続性が高められることが期待されている。