人材開発・文化担当調整大臣は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組むインドネシア政府の決定として、2021年のレバラン(断食明け大祭)に伴う帰省を5月6~17日の間、全国民に対して禁止すると発表した。
一方で、公共事業・国民住宅省(PUPR)管轄下にある道路総局長官は、レバラン帰省が禁止されたとしても、レバラン期間中は交通量が増加すると見積もっており、各地の高速道路および幹線道路を中心に道路インフラの整備を急いでいると述べた。また運輸省は、関係省庁、インドネシア国軍、国家警察、およびタスクフォースと共同でレバラン期間中に交通規制および取締りを実施する予定であることを明らかにした。
ブディ運輸大臣は、意識調査では89%の人が「禁止されれば帰省しない」と回答したが「帰省する」と答えた11%がもし実際に帰省を決行した場合2760万人になるため、違反者への罰則も含めて関係機関と調整すると述べた。