東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国ブルネイのボルキア国王とマレーシアのムヒディン首相は5日までにブルネイで会談し、ミャンマー問題を協議するASEAN首脳会議を早期に開催すべきだとの考えで一致した。
明確な開催時期は未定であるもののジャカルタにあるASEAN事務局が開催場所として調整されていることが明らかとなった。
インドネシアやマレーシア、フィリピン、シンガポールは共にミャンマーで死者が増え続けていることに「深刻な懸念」を表明し、ミャンマーの事態改善に向け打開策を協議することに合意している。
またインドネシアのルトノ外相を含む4カ国の外相が相次いで中国を訪問し、王毅国務委員兼外相とミャンマー情勢の鎮静化に向け協議。中国との連携を模索する動きを見せた。一方で、タイやカンボジアは「内政問題」と静観する姿勢を崩していない。