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MUI 断食月のワクチン接種 夜間を推奨

(c) SehatNegeriKu

インドネシア・ウラマー評議会(MUI)は4日、断食月のイスラム教徒のワクチン接種は夜間を推奨するとの考えを明らにした。断食をしている日中は体力が落ち、注射後体調に異変を来す可能性もあるとの懸念から夜間接種を勧めるという。

保健省はワクチンの接種計画に遅れが生じないよう、夜間接種体制を強化する方針。一方、イスラム教徒以外の国民には日中の接種が継続して行われる。

MUIは3月中旬、断食月のワクチン接種は筋肉への直接注射のため水分の接種にはあたらないとの見解を示し、ワクチン接種を許容するとの「ファトワ(宗教見解)」を発令した(断食月における新型コロナウイルスワクチン法に関するファトワ2021年第13号)。