株式会社パスコは、インドネシア航空宇宙研究所(LAPAN)と衛星データ活用プラットフォームシステム(ReDaNoシステム)の構築に関する協力合意を締結した活動の一環として、地球観測衛星データの活用に関する実証実験を開始すると12月27日に発表した。
インドネシアでは、農地管理とともに固定資産税の適正化を目的とした圃場(ほじょう:農作物を育てる場所、農地)の広さや作付け状況の情報収集について、その正確性に課題を抱えているという。特にインドネシアでは、圃場の6割以上が山間部に位置することや、露地養殖が盛んに行われており、衛星画像や航空写真からの目視判読に限界があった。
今回の実証実験では、異なる分解能を持つ地球観測衛星から、パスコの人工知能(AI)技術を活用して、効率的かつ自動的に農地ポリゴンを抽出し、圃場面積や場所を推定し、定期的にモニタリング可能な技術を確立することを目的としている。
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