インドネシアの国営石油ガス会社プルタミナはこのほど、地熱発電向け事業に向けた資金調達のため、グリーンボンドを発行する計画だと発表した。同社がグリーンボンド(環境債)を発行するのはこれが初めてという。
インドネシアではこれまで、PLNがグリーンボンドを発行しており、プルタミナはこれに続くものとなる。
スリ・マルティニ財務相は「グリーンボンドはプルタミナによる環境配慮型事業を後押し、同社の事業における環境配慮型エネルギーの割合を5年以内に現在の5未満から10~15%に引き上げるだろう」と説明した。
プルタミナは今後、地熱事業を手掛ける子会社のプルタミナ・ジオサーマル・エネルギー(PGE)を通じてグリーンボンドを発行する見込み。またマニュライフ・インベストメント・マネジメントが発行されたグリーンボンドの保有者になる見込み。
発行するグリーンボンドの大半は米ドル建て、発行額は6000万米ドルら7億9000万米ドルなる見通し。