国家警察は7日、警察官が強権派団体「イスラム擁護戦線(FPI)」の構成員6人を射殺した事件を巡り、ジャカルタ州警察の警察官3人を殺人の容疑者に認定したと明らかにした。うち1人は今年1月初旬に交通事故で死亡しており、当該警察官への捜査は刑事法に基づき捜査が中止された。
事件があったのは今年1月、ジャカルタ-チカンペック高速道で元FPI指導者のリジック氏の捜査に反対するFPI構成員と警察官が衝突。警察官が発砲し、6人が死亡した。
報告書から、うち4人が拘束後に殺害されたことも判明し、国家人権委員会が「過剰な暴力による防衛で、人権侵害にあたる」と指摘していた。これを受け、マフド調整相(政治・法務・治安担当)は徹底した捜査を行うと明言していた。