国内第2のイスラム団体「ムハマディア」は12日、新型コロナウィルスに感染したイスラム教徒はラマダン(断食月)の期間中、断食をする必要はないとの見解を示した。
ハエダル・ナシル議長は、「先日公布されたラマダン1442Hムハマディア規則に関する回状にも言及されているとおり、無症状者も同様とする」と述べた。
断食は、病人や高齢者など体力的に耐えられない者は免除されるが、コロナ禍で向かえる今年のラマダンでは、医療従事者も免除の対象となった。ハエダル議長は、ワクチン接種は筋肉への直接注射のため水分の接種にはあたらないと改めて強調している。