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反逆罪に問われたパプア人、コテカで出廷 異例の裁判延期に

ジャカルタ中央裁判所は13日、国家反逆罪に問われているパプア人被告6人に対する公判を、開廷後に突然延期とする異例の措置をとった。
理由は、パプア人被告のうち男性2人がパプア人の伝統衣装であるコテカ(ペニスサック)を着用して出廷。衣服の着用を求めた裁判長の指示に対し、パプア民族が代々受け継いだ伝統的な装束であるとして拒否したためだった。また男性らの上半身は裸で、「サル」と書かれていた。「サル」とはインドネシア人がパプア人を揶揄する差別語と言われている。
被告らは2019年8月28日に中央ジャカルタの大統領宮殿前で行われたパプア人によるデモに参加。その際に掲揚や所持が禁止されているパプア独立運動の象徴とされる「モーニングスター旗(明けの明星旗)」を揚げて逮捕され、国家反逆罪に問われた。

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