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2020年のジニ係数 11年以来の低水準に

スイスの金融大手クレディ・スイスがこのほど発表した報告書で、インドネシアの所得や資産の格差を示すジニ係数が2020年に0.777となり、前年の0.833から低下したと明らかにした。2020年の数値は2011年以来の低水準だという。

クレディ・スイスはインドネシアのジニ係数の低下について、新型コロナウイルスの感染が広がる中、証券市場から富裕層が得た利益が減少したことなどが影響したと説明する。

一方、それでもなお、経済格差は大きい。経済学者のユスフ教授は「支出は貯蓄を考慮していないため、富の譲許はさらに不平等だ。富裕層は莫大な貯蓄があるが、貧困層は貯蓄がほとんどない」と指摘している。