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新型コロナ感染による死亡者の遺体持ち出し相次ぐ MUIが懸念を表明

インドネシア・ウラマー評議会(MUI)のムヒディン・ユナイディ会長は7月17日、ボンドウォソ県で数十人の住民が新型コロナウイルス感染症による死亡者の遺体を無断で持ち出し、棺桶を開け、通常の手段で埋葬したことを受け、「(新型コロナウイルス感染による死亡者の)遺体の特別な埋葬方法に関するMUIの宗教令は医療従事者も含め人々に理解されていない。」と述べた。

また、同評議会に所属する宗教指導者は、このような事態に対応するべく、地域社会に対して説得力のあるアプローチが求められるとの見解で一致しており、MUI以外のイスラム組織も共同で本件に対処する必要があるとの見解を示した。

一方で、中央政府および地方政府が問題解決のために軍事的アプローチを選択することに対しては否定的な姿勢を示した。その理由として、パンデミックによって経済的に困窮している住民の不満に火をつけることになると述べた。