西ジャワ州バンドン市の市庁舎前やその周辺で21日正午ごろ、数百人が緊急活動制限(PPKM Darurat)に対する抗議デモを行った。ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が前日夜、緊急活動制限を25日まで延長すると発表したばかりだった。
デモに参加したのは、オジェックオンラインの運転手や学生、商人などで、PPKMの略を「Pelan Pelan Kita Mati(ゆっくりと死に至る)」などと揶揄した横幕を掲げて通りを歩く姿も見られた。また「この政策がインドネシア人の生存権を脅かし、国内経済を破壊している」と過激な主張も展開された。
商人のひとりプトラさん(28)は、「すでに2週間以上も商売ができず、家賃も滞納している。政府の社会保証は不十分だ」と不満をあらわにした。またデモを行う一方で参加者の一部が群れを成し、「PPKM反対!反対!」などと大声で叫び、辺りは一時騒然となった。