国営ガルーダ・インドネシア航空がリース機材の代金支払いができなくなった件で、国内外での訴訟にさらされている。
アイルランド・ダブリンに本拠を置き、機材のリース事業を手掛けるAerCap Ireland社は6月4日、オーストラリアのニューサウスウェールズ州の最高裁判所に破産申し立てを行った。また今年の初頭には、Helice Leasing SAS社とAtterissage SAS社が、ロンドン国際仲裁裁判所 (LCIA)に破産申し立てを行っている。
ガルーダは2020年の決算で、24億4000万米ドルの純損失を計上。売上高は前年から67.36%減少し、14億9000万米ドルに落ち込んだ。